2013年よかった日本語ラップ10枚
SD JUNKSTA「OVERDOSE NIPPON」
- アーティスト: SD JUNKSTA
- 出版社/メーカー: インディーズレーベル
- 発売日: 2013/11/01
- メディア: CD
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一度は解散してた?っていうSD JUNKSTAの二枚目のアルバム。
まさかの全編シンプルな90'風HIPHOPビート。エグい!
しかも歌詞は肩の力の抜けた「遊ぶ」「飲酒」「遅刻」「職務質問」「蟹が嫌い」など、成人男性の社会生活に基づいた克明なリリック。エグい!
何故いま大所帯のクルーでHIPHOPをやるのか?という疑問に「楽しいからじゃん」っていう明確な答えを出したようなアルバム。
ライムスター「ダーティサイエンス」
- アーティスト: ライムスター,キエるマキュウ
- 出版社/メーカー: KRE
- 発売日: 2013/01/30
- メディア: CD
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2013年1月に出た言わずと知れたライムスターのアルバム。
多分タマフルの効果で最近いろんな人からライムスターっていいよねって聞くし、マミーDのラップ技術はすごい次元に行ってるし。
でも「The Choice Is Yours」とか出たの結構前だし、
いわゆる世の中が震災直後の空気の頃に出した曲だし時間が経つとどうなのかな〜と思いきや全く歌詞が古くならない。
そういうバランス感覚がライムスターのすごい所。
イントロの宇多丸の『地獄への道は善意で舗装 一億総ノンブレーキで暴走 安い正義より保ちな正気』とか、むしろ前より世の中悪化してない?
NORIKIYO『花水木』
- アーティスト: NORIKIYO
- 出版社/メーカー: インディーズレーベル
- 発売日: 2013/12/13
- メディア: CD
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SD JUNKSTAのNORIKIYOの4枚目のソロアルバム。年末に出たばかりのすごいアルバム。
楽しいノリのSD JUNKSTAのアルバムとは打って変わって、全編を通して真面目なアルバム。
どれくらいシリアスかって言うと、なんと曲中でZEEBRAをディスっているというシリアスさ。
発売直後はそのbeefの行方に多くの日本語ラップマニアの変態達は注目したけど、
発売されてみるとNORIKIYOの主張もなるほどなって内容でZEEBRAのアンサー曲も今の所なく
しかも何よりDISってるかと思いきや自分が昔憧れてたベテラン達に結局はエールを送るような内容で感動的でした。
作品に何を込めるかって、最終的には人生だよねっていう素晴らしい作品。
『怒ったってそう 憎んだってそう 思いやってもそう 俺達は孤独
恨んだってそう 愛したって そう愛されてもそう 結局、孤独
埋めてぇ なんか 答えって何だ? 人生って何だ ?何か不安だ
答えって何だ? LOVEか万札? 誰か誰か何か知ってるかい?』(ロンリーロンリーロンリー)
LowPass「Mirrorz」
- アーティスト: LowPass
- 出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード
- 発売日: 2013/05/02
- メディア: CD
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若手グループLowPassの二枚目のアルバム。
ラップマニアにはもちろんの事ですが「ネットのオタクが選んだ2013年の日本のアルバムベスト」ってランキングにも50位代に入ってたので評価されてるのでしょう。
(純粋な日本語ラップアルバムとしてはライムスター、環Royに次ぐ三番目)
センスのいいトラック上でセンスのいいラップをするとこんなのにもかっこいいのか、というアルバム。
『歩くより早く 走るよりも疲れない 付き合わなくていいくだらないじゃれ合い 好きなようにskip 好きなようにskip』(「skip」)
KID FRESINO (Fla$hBackS)「HORSEMAN'S SCHEME」
- アーティスト: KID FRESINO
- 出版社/メーカー: DOGEAR RECORDS
- 発売日: 2013/05/22
- メディア: CD
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- アーティスト: FLA$HBACKS,jjj,Young Mason
- 出版社/メーカー: FL$Nation & Cracks Brothers.Co,Ltd
- 発売日: 2013/02/13
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最近注目の若手、Fla$hBackSのKID FRESINOのソロアルバム。
センスのいいトラック上でセンスのいいラップをするとこんなのにもかっこいいのか、というアルバムその2。
『Champion』とか、こんなトラックでどうやったらそんな風に日本語のラップを乗せられるのか謎。
Fla$hBackSはアジカンのゴッチも日本語ラップで一番注目してるアーティストって言ってましたねー。
SALU「In My Life」
- アーティスト: SALU
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
- 発売日: 2013/06/05
- メディア: CD
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SALUのメジャーデビューEP。実は俺、前からSALUはメジャーデビューできると思ってたんだ。
なんかメジャーになって変な感じになったらやだなーと内心心配してたんだけど、よかったです。
前向き感はあがったけどやっぱりSALUは暗い所があるのがいい。
あと今回featでリップスライムのPESとやってたけど、PESの昔ながらの押韻の日本語ラップとSALUのラップを比べるといかに今のラップが文章として自然になっているかがわかるのでおすすめです。
サイプレス上野とロベルト吉野「ザ、ベストテン 10th Anniversary Best紅・白」
ザ、ベストテン 10th Anniversary Best(紅)(初回限定盤)(DVD付)
- アーティスト: サイプレス上野とロベルト吉野
- 出版社/メーカー: Felicity
- 発売日: 2013/12/11
- メディア: CD
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ザ、ベストテン 10th Anniversary Best(白)(初回限定盤)(DVD付)
- アーティスト: サイプレス上野とロベルト吉野
- 出版社/メーカー: Felicity
- 発売日: 2013/12/11
- メディア: CD
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4枚目のアルバム「TIC TAK」も良かったけどやはりサ上とロ吉はベストアルバムが似合う。
というかジャケがすげえ。
というか知らない人には「ヨコハマジョーカー」「女喰ってブギ」から「BayDream」から「ヨコハマシカ」からもうまとめて全部聞いてもらいたいよ。
EXPO「EPOTION」
http://togenkyorecord.cart.fc2.com/ca12/39/p-r-s/
正確にはラップはほとんどないんですけど他に紹介しようもないので。
やべ〜勢いでおなじみ田我流擁するstillichimiyaから今年出現したグループ、EXPO。
Mr.麿を中心として、とにかく気持ち悪い音楽性の幅広さを証明したファーストEP。
CDの説明文が
『すでにMVが公開され大きな話題となっている「電影少年 -Video Boy-」、
Perfume調のテクノ・サウンドに田舎を走るリニアモーターカーへ夢をうたった「リニアモーターカー」、
山梨の名産である巨峰に郷愁の思いを重ねる切ないレミオロメン調ロック・ナンバー「巨峰」、
夜な夜な走り狂うストリートレーサーの物語をTMN×ダブステップ調な曲と世界観で描いた「サーキットシティー」等、
まさにバラエティーに富んだデビュー作品。驚きと感動、憤りと嫌悪感。そして愛。やがて何かが始まるような、そんな瞬間君に、Epotion...。』
こんななのにPVを作ってるスタジオ石の技術が凄くなりすぎてて、何故か全般的にハイクオリティなのが恐ろしいです。
電影少年もくだらないのに泣けるっていう。
でもこの幅広さがstillichimiyaがすげえと思う所。
ECD「The Bridge - 明日に架ける橋」
- アーティスト: ECD
- 出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード
- 発売日: 2013/03/27
- メディア: CD
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50代、18枚目のアルバムでまだこんなにも勢いあふれるすげー作品が作れるのか!っていう。
あと今回紹介したやつだけでもイリシットツボイの関わってる率の高さ。
ONE-LAW「MISTY」
- アーティスト: ワン・ロウ
- 出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード / Fellows
- 発売日: 2013/03/20
- メディア: CD
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SWANKY SWIPEのONE-LAWの初のラップアルバム。
渋い!スモーキー!こういうのがないと!