たまにはちょっと前の話とかいかがだろう

kurikuri-boy2008-03-23





ようやく原稿も終わりましたところで渡し終わり、すると担当がなんと妙な封筒を…

担当『なんか奇跡的にファンレターが来てたよ。』





「奇跡的に」っていうのがなんだかひっかかるけども、どうもありがとうございます皆さん!
(まだロクに返事も書いてないのに)二通目まで送ってくださってる方もいて、ありがとうございますほんと…!
いい加減返事を書けと最近CHUMS氏にまでいびられてます。
いや、書きますよ今月こそほんと!









…あぁそうそう、唐突ですけど我がかおすキッチンには
『マジカル極道あざみ』というパイロット版があったんです。

…なんだか唐突な話で恐縮ですけども、たまにはこういう連載以前の話なんかはどうでしょう。
べ、別に書くネタが無いとかじゃないんだからねっ!!








で、これはパイロット版とは言ってもネタも内容も全然違うんですけど。
しかもショートショート構成でした。

月刊ジャンプ2006年12月号(多分)に掲載されてます。
これがワタクシの少女漫画絵柄&ギャグ漫画のデビューとなります。























じゃあその前はどんなの描いてたかと言うと、当時はギャグ漫画じゃなく少年漫画っぽいので連載を狙っていて



これがデビュー作の『未来は俺らの手の中』という漫画で
2004年に手塚賞準入選をいただきました。HIPHOP、その中でもとりわけグラフィティ文化に特化したストーリー漫画でした。
少女漫画とか全然関係ないです。当時はリアルに井上三太路線を目指してました。TOKYOTRIBE的な。
一応載ったんですけど、人気の方は聞くと担当が何気なく話を反らす程なかったみたいです。


その後もう一本野球漫画も載ったんですけど、相変わらず担当がさらっとそよ風のように流すので人気もなかったんでしょう。










…で、このデビュー当時の僕の漫画を読んでた人が最近の僕の漫画を見て必ず言うのが




『…服部君、この二年で君に何があったの!?』
『なんでHIPHOP漫画からナチュラルに少女漫画に進化してるの?』
『作風が変わるにも程があるんじゃないの?』
『頭は大丈夫なの?』



だいたいどれもよく言われます。

頭はきっと大丈夫だと思うんですけど、特に大きな理由もない…というのが大きな理由です。(自己矛盾)
いやまぁ、強いて言うならストーリー漫画で勝負しようにもすでに周りの新人達に勝てる気がまるでしなかった(特に画力)とか…?

とにかく流れ流れて偶然辿り着いた今の絵柄・今の内容・今の作風で連載が取れた事は非常に幸運だったと思います。







…とまぁ、こんなしがない一新人の漫画暦を語った所でなんの価値もないとは思うんですけど、
そもそもこういう事を思い出したのも今月号のジャンプSQの手塚・赤塚賞募集のページに僕の名前が載ってたからで…











…ってアレ????????








節子、ワシ佳作やない!準入選や!!!!
ちなみに月刊ジャンプ時代にもありました。




やっぱかおすキッチン名物といえば誤植だよね。