打ち合わせとコミックスの話
今日は無事公開が決まった映画『HOTFUZZ』のトークイベントに行って来ました。
吉田豪とか花くまゆうさくとかが来てた。
花くまゆうさく『HOTFUZZがどんな映画かって言うと、あの楳図先生の家に文句言ってる人達いるじゃないですか。
色彩の暴力おばさん。
あの人たちを撃ち殺すような映画です。』
吉田豪『だから楳図先生に1番見てもらいたい映画ですよね。』
っていうくだりが面白かった。吉田豪は元々何度かイベントも見に行ってるぐらい好きなんだけど、花くま先生も結構喋りが面白い人でびっくりしたー。
そしてその後は担当と打ち合わせしてました。
何の打ち合わせ…ってそりゃもちろん単行本の打ち合わせに決まってるじゃないですか!
相変わらず本誌の方で僕だけ正式なアナウンスがないんですけど、出ますよ必ず!
今本誌でも『SQコミックス発売キャンペーン』やってるじゃないですか。
へーこんなのやるんだーすげー…と思ってよく読んだら
「でもこれ対象作品に僕の入ってねーじゃん!ギャフン!!」
てな具合でずっこけました。相変わらず微妙にはみ出し者です。
あと…これ言っていいのかわかんないけど、コミックスの値段も下げてもらうつもりです。
SQのコミックスってカラーページがつけれてその分450円とかになるんだけど、もちろん他の先生方はみんなカラーがうまい、それが欲しいファンの人たちがいるっていうのもわかるんですけど僕の場合はちょっと違うじゃないですか。
絵柄で買われるなんて事もないだろうし・・
『えっこれ少女漫画絵!?マジ!?買おっ!』っていう人がいるとも思えないし、僕がもし万が一そういう人を書店で見かけても
『あのー…すいませんこれ思ってるほど少女漫画でもないんですよ…あとやたら血とかいっぱい出るんで…』
っていう、とにかくややこしい。
50円が高いか安いかは人それぞれだとは思うんですけど、「450円は高い」って思われて買われないっていうのが1番まずい気がするんです。もちろん僕なんてまだ全然知られてないし、とにかくとりあえずなるべく多くの人に読んでもらわなきゃ意味が無い。
あと他の新人作家の人とかの「この作品はすごく昔から暖めてた作品です!」みたいな話をよく聞くんですけど、
かおすキッチンはそういうのとはちょっと違って毎回すごくアドリブというか即興というか、常に読者のみなさんの意見を参考にしつつとにかく未だ手探りの進化途中の漫画なんです。
だから「あそこ面白かった」「あのキャラまた見たい」とかいった感想はどんどん言ってもらえるとすごく参考になってありがたいです。メールでもPBBSでもなんでもいいです。
…とまぁ、話が完全に反れてますけど、コミックスは多分カラーページ無しの分価格を押えてもらうつもりなんで、よろしくおねがいします。カラーはHPなんかでいくらでも描くんで、それでご勘弁を・・!
とにかくコミックスが売れてくれないとどうやら未来はないんで、よろしくお願いします…