キャラクターってのはどこから来てどこへ行く

kurikuri-boy2008-06-02





色々やる事も多いんだけどそろそろ初単行本の準備も進めとかなきゃならなくて、なにかと忙しいです。





とりあえず過去の読み切りも載るのでその作品に関する当時の話なんかを単行本用に試しに書き出してみたら、すでに原稿用紙3枚分ぐらい超えてる・・・!
たかだか19pの読み切りに。


多すぎ!このブログを読んでくださってる人ならきっとわかるかもしれませんが、そうなんです。
僕は昔からどうでもいい事でもついつい文章が長くなってしまうんです。



まぁ長すぎて載らなかった文はブログに書いときゃいいかなーー?とも思う。便利。







あとホラ、表紙開いてすぐの作者のコメント。あれも何書いたらいいのやら。

それで試しに自分の家にある様々な単行本のコメントを調べてみたんだけど、1番好きなのはアレだな。




えびはら武司先生の「まいっちんぐマチコ先生」のコメントです。

まいっちんぐマチコ先生」は、学園ものといっても教育まんがにしたくはありませんでした。
また、友情もの、熱血ものにもしたくありませんでした。
とにかく『楽しくておもしろいまんが』、それだけを考えてかいたら、こんな作品になりました。
この作品では、ぼくはケン太くんの気持ちになってかいています。
ケン太くんや、まわりのキャラクターがより動くことで、マチコ先生がいっそう楽しく動いてくれます。

・・・ふ、深い!!


確か「なりたくない物から逃げているうちにいまの自分になった」みたいな話を昔なんかのインタビューで甲本ヒロトも言ってた気がする。(うろ覚え)
とにかく、嫌いじゃねえ・・・こういうカウンターカルチャー的アティチュード。







今までのレギュラーキャラクターが戦争であっけなくバタバタで殺されていく中で、キャラクターがいきなりこっちを向いて指を差し「てめー作者!てめーは神様にでもなったつもりか!!」と叫びその直後に爆死させられるシーンがあったのは確か永井豪の『ハレンチ学園』の後半のハレンチ大戦争編だったと思うんですけど、とにかく作者がいて、読者がいて、その間に漫画があってキャラクターがいる。

ハレンチ大戦争はまたPTAやらへのアンチテーゼ的な意味だったり、ていうかもうそういう展開そのものがすでに永井豪スタイルだったりもするんだろうけど。







・・・で僕はというと、例えばメールとかファンレターで「このキャラクターが好きです!」とか言われるとすごく嬉しい反面未だに若干不思議な気分になる。僕にとっては自分で考えたまだまだぼんやりした空想のキャラクターが、みんなの中ではすでにハッキリ一個人として存在しているわけで・・・え?いやそりゃ当たり前の話なんですけどね。
服部先生の頭がおかしい、っていうそれだけの話かもしんないね。


べ、別に不思議ちゃんぶってるわけじゃねえぞ!




とにかく好きって言われてしまったからには責任がある・・・っていう考え方も変だけど、キャラクターがどうなるか、漫画がどう展開するかは読者のみなさんの期待に答えつつ予想を裏切りつつやってくつもりです。


でもとりあえず簡単にはこの漫画を終わらせない責任はあると思うんですよ。









さぁ、とうわけで今日の一曲は

ECD『Rock in My Pocket』

です。

ポッケにロック、ロック 石ころ。これだけありゃなんでもできる



あ、ちなみにさっきのその好きって言われるキャラクター率はだいたい


  • ラムラ20%
  • 織絵9%
  • くるみ1%・・・
いや〜〜〜、漫画作りってほんとに難しいズラ!